白滝山は、山口県下関市豊北にある標高667.6mの山である。山塊のなかの雄岳と雌岳の間の空間は、ゴルジュ(切り立った岸壁に挟まれた渓谷・フランス語で「のど」という意味)といわれる深い渓谷になっており、山口県西部随一の秘境の感がある。ゴルジュの奥には、山の名前の由来となった白滝がある。
白滝林道から見る雄岳と雌岳 | 大きな地図で見る |
歩行距離 | 4.7km |
所要時間 | 4時間40分 |
累積標高差 | (+) 441m (-) 441m |
コース | 古堂橋09:00 → ゴルジュ入口09:30 → 林道出合10:00 → 白滝山10:30 → 林道出合 → 古堂橋11:40 |
(注)国土地理院から提供されている2万5千分の1地形図によりカシミール3Dで作成したものです。
前日は防府市の右田ヶ岳に登頂し、明日はどの山に登ろうかと思案したが白滝山に決めた。温泉のある長門市の道の駅「おふく」まで移動して車中泊する。これまでは、山頂付近に風力発電があるといので今まで躊躇していたが、ゴルジュ見たさについに登ってみることにする。
9月13日朝、道の駅を出発。山頂付近まで続く白滝林道に入る。車は険しい道を上って行く。途中の古堂橋脇に車を置き、目の前に白滝山登山道の標識がある登山口に入る。直ぐに厳しい直登の急登が始まる。角度が急で今までにない恐怖を感じる。張ってあるロープをつかみながら慎重に登る。(下りは危険なので往路は別な道を通ることにする。)急登を登りきると右手の断崖に沢が見えてく(滝といったほうが正解か)。巨岩が両側から迫りゴルジュの入口に入っていく。渓流沿いに大きな岩をいくつか乗り越えて行く。かなりハードだ。ロープが張ってある大岩を乗り越えると両側が岩の壁の神秘的な大きな空間に入り込む。前方に白滝(しらたき)が見えてくる。ここは正しく秘境である。山口県西部にもこんな場所があったのかと感心する。白滝の滝壺の水は透明で魚が泳いでいるのが見える。
白滝を通り過ぎると沢沿いのなだらかな登山道になる。しばくすると白滝林道に出て大きな風力発電が目の前に現れる。景観ががらりと変わりコルジュがあったのが嘘のようだ。林道を100mほど上がった右手に再び登山道入り口がある。林道が出来る前はずっと山道を登ったのだろうが・・・。林道を右に曲がりまた山道に入る。山道沿いに、ずっとロープが張ってあり、道が分かりやすい。再び舗装道を横切り最後の山道に入る。10分も登れば目立たない白滝山頂(667.6m)に達する。山頂周辺の木々が育ち展望は西側のみ得られる。周囲には数基の大きな風力発電が林立し、景観が台無しである。山頂の付近の山肌は無残にも半分ほど大きく削り取られ、ここが山頂であることを感じさせない。
記念撮影をしたのち下山開始。再び山道を横切り雌岳の外側の白滝林道を下っていく。一位ヶ岳が前方にそびえる。20分下ったところの左側にぬたが迫コースの分岐がある。延々と舗装道を下って行くと雄大な雄岳と雌岳が目の前に現れる。その間にゴルジュがあるわけだが、あんなところをよく登ってきたものだと自分に感心する。無事、古堂橋までたどり着く。山の神様に感謝する。昼食にトマトソースのパスタとパンを食べる。山陰の海岸まわりで帰路につく。
↑ 古堂橋の側にに車を置き、登山口に入る。 直ぐに厳しい直登の急登が始まる。角度が急で今までにない恐怖を感じる。→ |
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〜ゴルジュ〜に入る。 不思議な空間だ。こんな景色はあまり見れるものではない。岩を乗り越えていくのは、結構厳しい。 |
〜ゴルジュ〜を行く。 |
大きな岩を乗り越えていくと前方に白滝がが見えてくる。滝壺の中には魚が泳いでいる。 |
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更に林道を横切り最後の登山道に入り、山頂に達する。 |
ゴルジュを抜けしばらく歩いて行くと白滝林道に出る。前方には巨大な風力発電が見える。 林道をから再び登山道に入る。 |
↑ 白滝林道を下る。 ← 前方に一位ヶ岳が見える。 |
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← 山の上には風力発電が林立する。 ↑ 白滝林道を下る途中にぬたが迫コースの標識を見る。 |
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← いったいいくつの風力発電があるのか。 |
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古堂橋まで戻ってくる。 |
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